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中谷潤人が米ロス合宿から帰国した
中谷潤人が米ロス合宿から帰国した

なぜ中谷潤人は「井上尚弥をぶっ倒す」と発言したのか…真意明かすもモンスターの「そう来なくちゃ」反応には「特に何も」とスルー…見えてきた「見返す」戦略…「クロフォードを参考に」

「いろんなことを想定してきている。井上選手も一つの引き出しを準備してリングに上がるわけじゃないと思うのでどのスタンスで来ても自分自身が対応できるように作りあげた」
 井上がどう出てきても対応できる準備をしてきたとの自負がのぞいた。ロス合宿では、計200ラウンドに迫るスパーリングを消化してきた。12ラウンドのロングスパーも何回か行った。
「12ラウンドを動ける体が大前提。その中でいかに質を高めるかが大切で(切り替えの強化のため)途中で相手も代わる。そういったところ」
 ヘルナンデス戦で露呈した“階級の壁”の問題も改善した。
「(スーパーバンタム級に)上がった時は練習後に(体重が)落ちる幅も大きかったが、普段の体重が安定してきた。筋肉的なものがしっかりとついてきた」
 スーパーバンタム級に上がることで過酷な減量からは解放されたが、ヘルナンデス戦ではスーパーバンタム級の肉体にはなっていなかったのだ。それでも中谷の勝利を予想する声は大きくない。
 英大手ブックメーカー「ウィリアムヒル」のオッズは、井上勝利が1.25倍、中谷勝利が4.00倍となっている。
「いろんな意見があって当然。5月2日にしっかり見返すだけ」
 昨年サウジアラビアで「リング誌」での主催で井上と対談した際には、この試合がゴールでないことを強調していた。
「世界チャンピオンになるためにスーパーバンタム級に上げてきたんです」
 別便で数時間先に帰国した参謀のルディ・ヘルナンデスとも空港で合流した。これまでの世界戦よりルディの来日も早い。
「より詳細に見てもらえるので心強い」
 1990年には無敵のヘビー級王者のマイク・タイソンがジェームズ“バスター”ダグラスにKO負けを喫する世紀の番狂わせが起きた。前述したが2年前には井上もプロアマ通じて初のダウンを喫した。何かが起きる東京ドームで、中谷はその何かを起こすことができるのか。
(文責・本郷陽一/RONSPO、スポーツタイムズ通信社)

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