長友佑都が代表入りへの賛否と“盟友”本田圭佑のエールに回答!「チームの空気がよどんでいると思ったら綺麗に浄化できる」
以心伝心と言うべきか。南アフリカ大会から3大会連続で長友と共闘し、すべての大会でゴールを決めてきた本田も、同じ1986年生まれでお互いに切磋琢磨してきた盟友の本当の意味での価値を、ピッチ上よりも外に求めている。
長友の会見からさかのぼること数時間。本田は神奈川県川崎市内にいた。自身が新たに考案した、子どもを対象とした4対4のサッカー競技「4v4」の2026シーズン開幕のキックオフイベントに来場した。自らもシンガポールのジュロンと契約したばかりの本田は取材対応の中で、5大会連続でW杯代表に選出された長友へ「刺激を受けるというよりも、本当に尊敬しています」とエールを送った上でこう続けた。
「期待する役割としては、みなさんも思っているように、もしかするとピッチ上よりピッチ外のほうが大きいかもしれない。佑都本人はそれを認めたくないはずだけど、W杯に臨むチームは大会への入り始めから中盤、終わり際と生き物のように、体調のように変化します。なので、佑都の役割はそこでしっかりと、森保さんが見えない部分を繋ぎ合わせていく作業なんじゃないかなと思います」
本田と長友は苦い経験を共有している。
ともに2度目のW杯だったブラジル大会。本田を中心に歴代最強を自負し、優勝を目標に掲げたザックジャパンは、コートジボワール代表のグループステージ初戦で本田のゴールで先制しながらも逆転負けを喫する。リズムを崩した日本はスコアレスドローに終わったギリシャ代表との第2戦を経て、コロンビア代表との最終戦では1-4と惨敗。1勝も挙げられないまま大会を去った。
コロンビア戦後に号泣した長友は、27歳で出場したブラジル大会を「自分自身も挫折を味わいました」と位置づけ、さらにこう続けている。
「ブラジルの初戦で負けたチームは落ち込んで、士気もなくなりました。自分も含めて本当に不安で、どのようにしたらいいのかわからない状況でしたし、そこから奮起することもできなかった。もしもブラジル大会で、今の経験を持つ自分がいたらチームを前に向かせられたと思う。上手くいくチームといかないチームの雰囲気の差というのも自分はわかっているし、上手くいくための雰囲気をどのように作るかもわかっている。さまざまな経験があって自分は強くなれたし、経験のすべてを今回のチームに還元したい」

