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阿部監督の辞任を受けて監督代行となった橋上オフェンスチーフコーチが初勝利を手にした(写真・スポーツ報知/アフロ)
阿部監督の辞任を受けて監督代行となった橋上オフェンスチーフコーチが初勝利を手にした(写真・スポーツ報知/アフロ)

「阿部監督辞任ショックをベテランを先頭に立たせることで払拭した」巨人の橋上監督代行が指揮2戦目に坂本、丸らの起用的中で初勝利…ノムさん譲りのデータ野球の“神髄”見せる

 しかもノムさん譲りのデータ野球の神髄を見せた。初先発となったソフトバンクの左腕アルメンタは左打者を苦手としている。 
 橋上監督代行は、そこに1、2番に泉口、吉川、5番から大城、キャベッジ、丸と左を5枚並べた。
 池田氏は「アルメンタはファームでも左打者にはインコースを攻めきれず。外角の変化球でもストライクが取れないなど苦労していた。まして初先発で力みが入るのでなおさら左打者を攻めあぐんでいたが、そういうデータを事前に知って、1、2番、5、6、7番と、左を並べたのでは?」と指摘した。
 投げては、戸郷が毎回走者を背負い四球を3つも与えながらも粘り強く、要所を抑えてパ・リーグでチーム得点、打率とも2位にいる強力なソフトバンク打線を7回1失点に封じた。5回に一死一、三塁のピン氏を招くも4番の栗原を148キロのストレートで投手ゴロに打ち取り、ホームを狙った周東をランダウンプレーでアウトにし、打率3割を超えて好調の5番の山本恵大をフォークで空振りの三振に仕留めた。6回には二死一塁で代打の山川に臆さずインコースへストレートを投げ込みスイングアウト。6回で球数は105球だったが、橋上監督代行は、投手コーチの意見を聞き入れ、その裏打席に立たせ、7回も続投させた。
 橋上監督代行は「前回の投球から非常に状態の良さは感じていましたので、今日も本当に期待しながら見ていて、こちらの予想以上にイニングもしっかり投げてくれましたので頼もしかったです」と称えた。
 池田氏も続投を「いい判断だった」と評価した。
「四球は出したが、内容のある四球。右手を先に上であげるフォームなので、手投げに見えやすいが、体重移動、体の旋回のバランスがよくなり前回のヤクルト戦からリリースポイントが安定し始めたのが、コントロールにつながっている。その投球フォームの感触をつかみかけているだけに続投させるべきだったし、そのことが次にもつながる」
 戸郷は19日のヤクルト戦に続く連勝で今季東京ドーム初勝利。
 また外野のシャッフルも的中した。
 レフトを守った松本は、1回無死一塁で周東のレフトへのファウルフライをフェンスに体をぶつけながら好捕、7回には一死一塁から近藤のレフトフライをキャッチすると、カットマンへクィックで好返球を返して、俊足の周東が帰塁するより早く一塁へ転送してダブルプレーを成立させた。
 橋上監督代行は最後まで丁寧に采配した。8回に大勢をマウンドに送ると抑え捕手として36歳のベテラン小林にマスクをかぶらせたのだ。登板間隔のあいている大勢は、コントロールが安定していなかったが、小林は落ち着いてリード。田中瑛とつないぐリレーでソフトバンクの反撃を許さなかった。各社の報道によると、戸郷から初勝利のウイニングボールが橋上監督代行に届けられたという。

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