批判殺到!「なぜヴィニシウス・ジュニオールがPKを蹴らなかった?」ブラジルのPK失敗の人選を巡って物議…ギマランイス指名のアンチェロッティ監督の説明は「データを統計的に分析」
サッカーのW杯北中米大会の決勝トーナメント2回戦が5日(日本時間6日)、米ニュージャージー州で行われ、ノルウェーがW杯5度優勝のブラジルを2-1で下して初の8強進出を決めた。ブラジルにとって痛恨だったのは前半14分のPKをブルーノ・ギマランイス(28)が止められたシーン。元ブラジル代表らが揃って「なぜエースのヴィニシウス・ジュニオールが蹴らなかった」と批判の声をあげた。カイロ・アンチェロッティ監督(67)の指名だったというがその理由は?
神様ジーコ以来、40年ぶりのW杯のでPK失敗
“怪物”ハーランド一人にやられた。後半34分にヘッドを合わせられ、同45分に股抜きシュートを決められた。アディショナルタイムに後半22分から投入されたネイマールが意地のPKを決めるももう時間はなかった。勝負ごとに“たられば”は禁物だが、ブラジルには何度も決定的チャンスがあった。試合後、元ブラジル代表やSNS上で批判を浴びることになったのが、前半14分のPK失敗の人選だ。ここで先制点を奪っていれば、大きく試合の主導権を手繰り寄せていた可能性がある。
マテウス・クーニャが、ペナルティエリア内で倒され、VARが介入してペナルティを得ると、プレミアのニューカッスルでプレーするブルーノ ギマランイスがキッカーに指名された。
ギマランイスはフェイントを入れてからゴール右を狙ったがノルウェーGKのエリアン・ニーラに読まれて止められた。ビッグセーブだった。ブラジルメディア「ge」によると、ブラジルでPKをW杯で失敗したのは、4人目。最後は1986年のメキシコ大会の“神様”ジーコまでさかのぼらねばならない。それ以前は、ヴァルデマール・デ・ブリト(1934年)とパテスコ(1938年)の2人だけ。いかにギマランイスのミスが異例だったかがわかる。
なぜギマランイスがPKを蹴ったのか。
同メディアによるとアンチェロッティ監督が事前に決めて指名したという。その理由を指揮官は試合後の会見でこう説明している。
「(彼を指名したのは)相手チームと私たちの選手について1年間分のデータを統計的に分析していたからだ。PKを最も得意としているのはネイマール、その次がイゴール・チアゴ、その次がラフィーニャ、その次がブルーノ・ギマランイス、そしてマルティネッリだ。この4人でピッチにいたギマランイスが最適だと判断して選んだ」
確かにこの5人でピッチにいた最上位はギマランイスだった。
だが、ギマランイスは所属するニューカッスルではPKキッカーではない。2025-2026年シーズンはPK機会はたった2回でいずれも成功させているが経験不足だ。
元ブラジル代表や、SNSでは「なぜヴィニシウス・ジュニオールが蹴らなかったんだ?」の批判の声が殺到した。
ブラジルのスポーツ専門チャンネルSportvの番組「セレソン・コパ」で、3人の元ブラジル代表が揃って批判の声をあげた。
「普通なら、こういう場面ではスター選手が責任を引き受けるものだ。ギマランイスが蹴るということになっていたとしても、スター選手なら『自分は大丈夫だ、自分が蹴る』と言うものだ。そう言われてギマランイスが譲らなかったとは私には思えない」
そう語ったのは現役時代に闘志をむき出しにしたボランチ、センターバックとして知られ、2010年のW杯南アフリカ大会に出場しているフェリペ・メロ氏だ。
スター選手とはジュニオールのことだ。

