• HOME
  • 記事
  • サッカー
  • 「甘く見るな!ロナウジーニョも逮捕したんだぞ」エムバペ人種差別問題がドロ沼化…仏マクロン大統領が援護表明も問題の議員は謝罪拒否し再反撃…デシャン監督「精神的ダメージなし」を強調
仏デシャン監督(右)はエムバペに人種差別的誹謗中傷問題の影響がないことを断言(写真・ロイター/アフロ)
仏デシャン監督(右)はエムバペに人種差別的誹謗中傷問題の影響がないことを断言(写真・ロイター/アフロ)

「甘く見るな!ロナウジーニョも逮捕したんだぞ」エムバペ人種差別問題がドロ沼化…仏マクロン大統領が援護表明も問題の議員は謝罪拒否し再反撃…デシャン監督「精神的ダメージなし」を強調

「彼には『パラグアイ人には気を付けろ』と言いたい。パラグアイ人を相手にするな、エムバペ。私たちはここでロナウジーニョを逮捕したことがある。そして私を甘く見るな、エムバペ。私はあなたを訴えることができる。弁護士を雇えば、私があなたに勝てる可能性があると教えてくれるでしょう。ジェンダー暴力、女性に対する政治的暴力……。それこそ重大な問題なのだ」
 エムバペの反撃の投稿を名誉棄損で“逆告訴”する可能性さえ示唆したのだ。
 実際、元ブラジル代表のスーパースター、ロナウジーニョは2020年にパラグアイで、パスポート偽造及び公文書偽造の罪で逮捕されたことがある。だが、アマリージャ議員が先導して逮捕したわけではない。
 2023年からこの職にあるアマリージャ議員に対しては、パラグアイ国内でも「売名行為」「知名度を上げる目的だ」との非難の声があるが、同議員は、前出の「ABC」のインタビューに答え、さらにこう反撃を試みた。
「私は、自分の『15分間の名声』を得るためにこんなことをしたのではない。私はこの国ではすでに有名だ。あらゆる意味で有名だ。深く考えずにやってしまった結果、今こうして問題を抱えることになっている」
 さらに同議員は、国内での支持率がアップしていることを明かし、「これほどの支持を受ける資格が私にあるのかも分からない。本当に驚いている。これまで私を嫌っていた人たちも、みんな私を許してくれたのだと思う」と勝手に解釈。
 またマクロン大統領が発言し、パラグアイ政府にまで非難され、国際的な外交問題にまで発展していることに「どれほど不適切だと言われても、私が言及したのはエムバペについてで、フランスについて語ったわけではない。読めばわかるでしょう?パラグアイ政府の反応も不必要だ」と反発した。
 同議員の”暴走”は止まらない状況だ。
 この問題がドロ沼化することでエムバペのプレーへの影響が懸念されていた。フランスの「Ouest-France」は、「エムバペに大きな精神的ダメージを与えかねない発言だった。しかし、パラグアイ上院議員の不快で嫌悪感を抱かせる発言は、最終的にはエムバペをそれほど深く傷つけることはなかったようだ」とした上で、デシャン監督のモロッコ戦に向けての会見でのエムバペに関する発言を紹介した。
「キリアン(エムバペ)は精神的にも心理的にも元気だ。彼はあらゆる面で非常に強い選手だ。チーム全員と同じように、明日の試合に集中している」
 フランスは9日(日本時間10日)の準々決勝でモロッコと対戦する。

関連記事一覧