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フランスのエムバペがメッシに並ぶ大会8得点目でモロッコに引導を渡す(写真・ロイター/アフロ)
フランスのエムバペがメッシに並ぶ大会8得点目でモロッコに引導を渡す(写真・ロイター/アフロ)

「巨大エムバペ人形が燃やされる」ショッキング映像SNSで拡散も仏エースは人種差別問題の雑音封じる8得点目ゴールでモロッコ下して4強…足首痛め途中交代も「ちょっとした違和感。大丈夫」

 実際、元ブラジル代表のスーパースター、ロナウジーニョは2020年にパラグアイで、パスポート偽造及び公文書偽造の罪で逮捕されたことがあるが、アマリージャ議員が先導して逮捕したわけではない。
 パラグアイメディアの「Unicanal」、「Ñandutí」などによると、パラグアイの国会は、3時間に及ぶ議論の末、アマリージャ議員の発言を非難する決議を採択。さらにサンティアゴ・ペーニャ大統領は「あらゆる種類の差別に対して反対である」と表明した。
 だが、エムバペが試合終了後にGKオルランド・ヒルが求めた握手を拒否し、ボールをぶつけられるなどのシーンもあったため、パラグアイ国内には、このアマリージャ議員の意見に賛同する声もあり、フランス対モロッコ戦の前夜には、首都アスンシオンの路上で、パラグアイ人たちがエムバペの名札をつけた巨大な人形を燃やすショッキングな映像がSNSで拡散して騒動となった。
 しかし、パラグアイメディアの「ウルティマ・オラ」によると、これは「サン・フアン・アラ」という地域の伝統行事の一環で「“最も憎んでいる人物”を象徴する人形を燃やし、集団的な復讐の意味を込めるのが慣例となっている」という。
 事件ではなく“お祭り”。
 これまでは「ユダの火あぶり」として、汚職政治家の人形などが燃やされることが多かったが、今回はW杯でPKを決めてパラグアイの前に立ち塞がったエムバペが標的となった。フランスメディア「RMCスポーツ」は、この現象をこう伝えた
「この映像は、ここ数日でSNSで広く拡散されたが、実際にはパラグアイがエムバペの決勝PKによって敗れた試合の直後、週末に撮影されたものとみられている。エムバペは、決勝点となるPKを決めただけでなく、パラグアイのGKヒルをはじめ、複数の選手に対して傲慢で見下したような態度を取ったと受け止められたことで、南米のファンの怒りも買った。さらにこのエムバペの人形が公衆の面前で燃やされる映像が再び話題になった背景には、上院議員アマリージャ女史による激しい暴言がある。パラグアイ野党所属の61歳の同議員は、パラグアイが敗退後、フランス代表主将に対して人種差別的かつ侮辱的な発言を繰り返した」
 まだエムバペを巡っての騒動は収束しそうないが。エースの勢いは誰も止められない。準決勝の相手はスペインとベルギーの勝者だ。

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