「後だしはせこい。ネガティブ采配を認めよ」森保監督のブラジル戦「延長なら塩貝起用」のTV発言がSNSで賛否飛び交う波紋…「見たかった」の声も
前回カタール大会に続いて追加招集された町野は、これが待望のW杯デビューだった。しかし、伊東が務めていた右シャドーに入った町野は、まったくと言っていいほど見せ場を作れない。そこまで塩貝を評価しているのなら、というファン・サポーターの思いは、精彩を欠いた町野の途中起用に対する疑問や怒りにもつながった。
「延長になったらとか絵に描いたような餅だし町野じゃなくて塩貝だったよ」
「それなら町野よりも先に塩貝を出してほしかった。延長狙いは分かるけど、何もかも守りに入り保守的になれば、田中のようなミスは起こり得る」
「ブラジルは塩貝来たら熱くなってファールとか、カードもらう確率もあるから、出すべきだった。できれば煽ってね」
塩貝はブラジル戦の直前に「彼はもう昔のネイマールではない」や「(ブラジルは)昔はすごく強かったけど、今はどうなんですかね」などとコメント。これがポルトガル語に訳されてブラジル側にも伝わり、選手たちを怒らせていた。
FWマテウス・クーニャ(マンチェスター・ユナイテッド)は勝利した直後に右手を大きく広げて、塩貝に「小僧、敬意を払え!」と罵声を浴びせた。右手の5本の指は歴代最多となる5度のW杯優勝を指していた。
左サイドバックのドウグラス・サントス(ゼニト・サンクトペテルブルク)も、塩貝発言に対してこう語っていた。
「こういう種類のコメントは、他の代表チームにとってモチベーションになる。間違いなく僕たちにとってもそうだった」
しかし、日本に勝利したブラジルも続くラウンド16でノルウェー代表に敗れてW杯を去っている。スコアこそ1-2だったが、怪物FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)に圧巻の2ゴールを奪われる完敗だった。
ブラジルがベスト8に進めなかったのは、宿敵アルゼンチン代表にラウンド16で敗れた1990年のイタリア大会以来、9大会ぶりとなる。一時はポルトガル語の批判が殺到した塩貝のインスタグラムには、一転してブラジル人を名乗るユーザーから「あなたは正しかった」などの声が集まった。

