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森保監督は現地での会見で「十分に戦っていける選手層があるということを明日の試合で確認したい」と語った
森保監督は現地での会見で「十分に戦っていける選手層があるということを明日の試合で確認したい」と語った

今日カナダ戦…W杯最後の調整試合に冨安、遠藤ら主力4人を欠く森保ジャパンは一体何をテーマに戦うのか?

  カタールW杯を直前に控える日本代表は今日17日17時40分(日本時間22時40分)から、UAE(アラブ首長国連邦)のアルマクトゥームスタジアムでカナダ代表との国際親善試合に臨む。16日にドバイ入りしたチームには、別メニュー調整中のMF遠藤航(29、シュツットガルト)とMF守田英正(27、スポルティング)、体調不良のMF三笘薫(25、ブライトン)が不参加。さらにDF冨安健洋(24、アーセナル)も欠場する陣容で、森保一監督(54)は何をテーマにすえるのか。

「十分に戦っていける選手層があるということを明日の試合で確認したい」

 

 指揮官の腹は決まっていた。
 カナダ戦の舞台となるドバイのアルマクトゥームスタジアム内で、公式練習に先駆けて行われた記者会見。カタールに残って調整を続ける遠藤と守田、発熱で合流が遅れている三笘に加えて、ドバイへ帯同させた冨安の欠場も明言した森保監督へ質問が飛んだ。
 ボランチの2選手がいないが、中盤をどのように構成するのか――。脳振とうからの段階的な復帰プログラムの過程にある遠藤。そして、カタール入り前から左ふくらはぎに違和感を覚えていた守田と、ファーストチョイスがそろって欠場するカナダ戦の陣容が問われた直後だった。
「田中碧と柴崎が先発することになる」
 W杯前で組まれる最後の実戦で田中碧(24、フォルトゥナ・デュッセルドルフ)と柴崎岳(30、レガネス)のコンビを先発させると明言。その上で次のように補足した。
「怪我人が出ているのは確かにチームにとって痛いが、大会中は怪我や体調不良、出場停止など不測の事態は起こりうる。そういった点を想定した上で、26人のメンバーを選んでいる。十分に戦っていける選手層があるということを、明日の試合でも確認したい」
 怪我人のなかには、実は田中も含まれていた。
 10月下旬のブンデスリーガ2部で右膝を負傷。直後に発表されたカタールW杯に臨む代表メンバー26人には名を連ねたものの、デュッセルドルフで復帰できないままカタール入りしていた。
 田中だけではない。膝の負傷からのリハビリ過程で招集したDF板倉滉(25、ボルシアMG)とFW浅野拓磨(28、ボーフム)も、カナダ戦で先発させると森保監督は明言した。
「プレーできる状態ではあるとトレーニングで確認できているので、W杯へ向けてよりコンディションを上げてもらえるように、明日の試合は先発で起用したいと思っている」
 指揮官とのやり取りから、カナダ戦の先発は次の顔ぶれが予想される。
 GKは権田修一(33、清水エスパルス)。4バックで構成される最終ラインには左から長友佑都(36、FC東京)、板倉、吉田麻也(34、シャルケ04)、酒井宏樹(32、浦和レッズ)が並ぶ。
 ダブルボランチは前述した田中と柴崎。2列目はトップ下に鎌田大地(26、アイントラハト・フランクフルト)が、左右には久保建英(21、レアル・ソシエダ)と伊東純也(29、スタッド・ランス)が入る。そして、1トップに浅野という陣容となるだろう。

 

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