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横浜の織田が沖縄尚学戦で最速154㎞をマークした(写真・スポーツ報知/アフロ)
横浜の織田が沖縄尚学戦で最速154㎞をマークした(写真・スポーツ報知/アフロ)

「織田翔希はドラフト1位で競合する」元ヤクルト編成部長が154㎞横浜エースを「山本由伸級の逸材」と評価…沖縄尚学の末吉良丞は「直球で空振りファウルが取れない。評価が難しい」

 さらにこう続ける。
「大学、社会人の投手との兼ね合いだろうが、ドラフト1位で競合すると思う。昨年の石垣元気がロッテとオリックスの2球団。彼は甲子園ではすべて全力投球で短いイニングしか投げることができなかったが、織田は長いイニングを計算した投球もできる先発完投型で、当然評価は石垣より上。最低3球団はくるのではないか」
 織田が「意識していた」という一方の末吉は横浜打線を封じ込むことができなかった。最速150キロ左腕だが、この日は143キロ止まり。2回に高めのつり球のストレートを江坂佳史に詰まりながらもセンター前へ落とされた。バントを失敗させるも二死二塁から脇山魁音にフォークを叩きつけられ三遊間へのタイムリーで先制点を許し、さらに千島大翼にインハイを攻めたストレートをレフトへ弾き返され、珍しくイレギュラーしてバウンドの変わった打球にレフトが逆をつかれて、止めることができず、タイムリー三塁打となった。
 勝負どころでストレートは140キロが出ていなかった。さらに3回にも一死一、二塁から再び江坂に高めのストレートをセンター前へ弾き返され3失点目。これも138キロ。まだ球数は66球だったが、比嘉公也監督は、この回限りで末吉に見切りをつけた。
 松井氏は「横浜打線のレベルが高いとはいえ、ストレートで空振り、ファウルが取れない。そうなると評価は難しい」と指摘した。
「横浜打線は高めのストレートにフォーカスして対策を練ってきていた。裏をかく配球が必要だったが、末吉は対応できていなかった。オリックスの左腕、宮城と比較されることが多いが、緩急の付け方が大きく違う。肘を痛めていた影響からか、いわゆる休み肩の状態で体が軽かったのかボールも浮いていた。変化球で腕が緩むので横浜打線は対応しやすかったと思う。沖縄大会でも2試合、6回2/3しか投げておらず試合勘が薄れていたのかもしれない。リリースポイントが打者に近づきそこは成長も見えたが、現段階の左腕の評価としては聖隷クリストファーの高部陸の方が上。ドラフトで上位指名は難しいと思う」
 プロの評価としては明暗を分けた。
 末吉は、プロ志望とされているが、最後の夏で自信をつかむことができなかったのか、試合後に明言はしなかった。
 横浜の次戦は明徳義塾に2-1で競り勝った日南学園。おそらく小林が先発を任されることになるのだろうが、松井氏は「織田が2つの投球パターンを今後、どう使い分けていくのかに注目したい」と言う。

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