「横浜DeNAは野球が甘い」阪神の2位転落&マジック消滅阻止をアシストしたベイスターズの“トホホなミス”…スクイズ失敗に大山にサヨナラ17号を浴びた配球にも問題
阪神が敗れれば2位に陥落し優勝マジックが消滅するという甲子園での横浜DeNA戦をサヨナラで制した。延長11回一死から大山悠輔(31)がサヨナラ17号で試合を決め、巨人とのゲーム差を0.5としてマジックを10とした。一方の横浜DeNAは、8回の勝ち越し機にスクイズに失敗するなどのミスが目立ち貯金がゼロとなった。
8回一死二、三塁でカウント0-1から2球目のスクイズサインが空転
4時間20分の激闘にケリをつけたのは大山の一振りだった。
2-2で迎えた延長11回。この回からマウンドに上がった中川に先頭の佐藤が見送ればボールのフォークに手を出して空振り三振に倒れ、一死となった大山が打席に入った。1ボールからの2球目。高めに浮いたフォークを大山が見逃さない。思い切り引っ張った打球がレフトボール際に吸い込まれた。
「いやちょっとつまっていたんですけど、入ってくれと思って走っていました」
大山は一塁ベースを回ったところで右手を甲子園の夜空に突き上げた。
負ければ2位転落、マジックが消滅する崖っぷちのゲームをベテランの一打で阻止した。
クールな藤川監督は珍しく目に涙をためて記者会見場に現れた。
「良かったですね、その一言です」
満面の笑みでそう第一声。続けて大山の今季3度目のサヨナラ打を「思い切りスイングを仕掛けていくことを恐れずにやっていますから、それがこういうところで出ますね」と称えた。
阪神は、1回に森下のタイムリー二塁打で先制、3回にルーカスが同点に追いつかれると、藤川監督は迷わず2番手の神宮を投入。その裏森下の2打席連続となるタイムリーで勝ち越した。4回に成瀬のタイムリーで同点に追いつかれるも、ピンチを切り抜け、9回からは新守護神の工藤を回跨ぎさせるという禁じ手を解禁し、今季最多となる7投手の継投でマジック消滅を阻止した。
一方で横浜DeNAはミスを重ねて結果的に阪神のピンチをサポートした。現役時代にタイトル獲得経験のある評論家の一人は、「横浜DeNAの野球は甘い」と指摘した。
まず問題視したのは大山にサヨナラ本塁打を浴びた中川―古市バッテリーの配球だ。

