超RIZIN平本蓮の判定勝利は“疑惑”だったのか?!ダウトベック「負けていない」平本「ごちゃごちゃいうならUFCを見ろ」榊原CEOは「妥当判定」…大晦日は朝倉未来と再戦「可能性ある」
総合格闘技イベント「超RIZIN.5 浪速の超復活祭り」が10日、京セラドーム大阪で4万8968人のファンを集めて行われ、2年ぶりのMMA復帰戦となった平本蓮(28、剛毅會)が11連勝中だったカルシャガ・ダウトベック(32、カザフスタン)に2-1判定勝利した。だが試合後にダウトベックは「自分は負けていない。平本よ、勝ったと思っているならリベンジで証明しろ」と判定に激怒、SNSでも物議を醸したが、平本は「判定ごちゃごちゃいう人はUFCを見ましょう。時代は打撃」と反論。榊原信行CEO(62)も「判定は妥当」としダウトベックの再戦要求も一蹴した。また大晦日のバンテリンドームでの朝倉未来(34、JTT)と平本の再戦については「可能性がある」と否定しなかった。

平本はグランドの攻防でダウトベックの下になったまま最終ラウンドのゴングを聞いた。11連勝中のカザフスタンの猛者はガッツポーズを繰り返して平本はしばらく動かない。やがて“令和の黒きカリスマ”は体育座りしたまま号泣した。負けを受け入れていたように見えた。
勝敗の行方はジャッジに委ねられた。
一人目。「29-28、青、平本」と読み上げられると、平本は驚いたような表情を見せ、ダウトペックはクビを振った。2人目は「29-27で赤、ダウトベック」。運命の3人目は「29-28、青、平本」。
その瞬間、平本は飛びあがって喜びを表現して、ダウトベックは不満げにそっぽを向いた。
試合後のインタビュールームで不満をぶちまけ激怒したのはダウトベックだった。
「自分は負けていない。平本は試合後、しゃがみこんで泣いていたじゃないか。彼は自分は負けたと思っていたはず。どうしてああいう結果になったのか審判に聞いてみたい」
そしてこうも言った。
「平本が勝ったと思っているならリベンジ戦を受けて証明してみろ」
左目の下が真っ赤に変色していたが、パンチではなく、グランドで肘を当てられたものだと強がった。
一方の平本は、涙の理由をこう説明した。
「KOするつもりだったの、悔しくて泣いちゃいました」
そしてダウトベックのクレームだけでなく、SNSでも「平本は負けていた」「JMOC(日本MMA審判機構)に見解を聞きたい」などと物議を醸した判定について「勝って当たり前。(映像を)見返したが、2、3(ラウンド)は取れていた。判定をごちゃごちゃ言う人はUFCをみましょう。時代は打撃なんで」と反論。「1ラウンドを取る人は10-8と取るか。(トレーナーでセコンドの)大塚さんは、2,3(ラウンドは)とっているから、29-28,トータルではなく、ラウンドマスト(システム)なんで、大丈夫だと言われた」とも自己分析した。
1ラウンドに平本は大ピンチを迎えていた。テイクダウンを奪われ、ペースを握られた。得意のスタンドの展開に持ち込む、そこでボクシングがベースにあるダウトベックの強烈な左ストレートを被弾してグラつきダウンしかけた。なんとか堪えるも、さらに左ストレートを3連発で浴びた。並みのファイターならKOされても不思議ではなかった。だが、平本は耐えるどころか逆に前へ出た。
「強靭な顎に産んでくれた親に感謝ですね。1ラウンド目。ガードの上から、パワー系かなと思っていたよりタイミング系で、ミスって一発もらった。下がれば、向こうは、出入りのステップで外(のポジションを)取りたいんでよくない距離感になる。プレッシャーをかけ続けた」
しかも、この1ラウンドの被弾で「2、3ラウンドのパンチはすべて見えた」という、
一方のダウトペックにも異常が発生した。平本をあわやダウンに追い込んだ左の一撃で拳を骨折してしまっていたのだ。
左手をアイシングしながらインタビュールームに現れたダルベックは「おそらく手を折った。そのせいもあって2、3ラウンドは強い打撃生み出せなかった。痛めていなければ3ラウンドにノックアウトできていた」と明かした。

