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平本蓮が判定勝利の瞬間に喜びを爆発させた(写真・RIZIN FF)
平本蓮が判定勝利の瞬間に喜びを爆発させた(写真・RIZIN FF)

超RIZIN平本蓮の判定勝利は“疑惑”だったのか?!ダウトベック「負けていない」平本「ごちゃごちゃいうならUFCを見ろ」榊原CEOは「妥当判定」…大晦日は朝倉未来と再戦「可能性ある」

 2ラウンドに入ると平本は左構えから右構えにスイッチした。ガードも意識。左のストレートの被弾がなくなり、そこから右のカーフキックをダルベックの前足に何発も炸裂させた。
「カーフキックは、1ラウンドから出すと読まれるので2ラウンドまで封印していた。意外とオーソ(右構え)がやりつらそうに感じたの下をガンガン蹴った」
 スイッチした理由は「ジャブが刺さる方で決めよう」というリング上での直感だった。
 平本は組みからのテイクダウンを何度も受けて、立てないように足を持たれてコントロールされていたが、「テイクダウンをされても、そこからは(決められること)ないと思った。こつこつとダメージ稼ぎ、クリンチじゃないけれど、組みでなるべく力を回復してしようと考えていた」という。
 さらに「外(のポジション)を取って綺麗なボクシングをしてくるのでワンツーではなくジャブでしっかり刺していく」という対策を徹底した。これは5月のUFCでカルロス・プラテスが元王者の ジャック・デラ・マダレナをTKOした試合と、来日した際に交流のあったプロボクシングの2階級4団体統一王者のテレンス・クロフォードが、エロール・スペンス・ジュニアをキャンバスに沈めた試合を参考に「強振のサウスポーに対するポジション」を真似したものだった。
 さらにダウトベックが関鉄矢、木下カラテら平本に似た長身のファイターには、懐に入りこんで倒しているが、YAMAN戦では「低い姿勢でプレスかけると意外と踏み込んでこないかった」ことをヒントに「丁寧に浮かない姿勢」を作って対峙した
 そして物議を醸すことになったのが3ラウンドの攻防だ。
 平本は三日月蹴りをみぞおちにきめ、さらに危険な左のボディアッパーを同じ箇所にめりこませ、ダウドベックはあとずさりした。ダメージは顕著だった。一方でダウトベックは、再三にわたるテイクダウンで、ほとんどの時間をグランドでコントロールしていた。
 試合後、ダウトベックは「1ラウンドは自分、2ランドはローが入って平本。3ラウンドは私がとった。だから全体として私が勝ちだ」と冷静に自己採点を明かしている。
 RIZINの採点は、日本MMA審判機構(JMOC)認定の3人のジャッジによって行われる。これまでは3ラウンドのトータルでの判定だったが、現在はデュアル・マストシステムが採用され、第一基準として各ラウンドを10点で採点。
「瞬間的なアクションではなく、ラウンド終了時に相手の先頭能力をどれだけ低下させていたかの差を評価する」
 もし第一基準が同点の場合、第二基準が採用され、各ラウンドの3つのダメージ基準の評価根拠を合計することになっている。
 榊原CEOは、試合後の総括で、あくまでも個人の意見だとした上で「採点は妥当」との見解を示した。

 

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