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全米メディアは大谷翔平の去就に注目している(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ )
全米メディアは大谷翔平の去就に注目している(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ )

「エ軍はトレードの可能性を排除していない」米敏腕記者が大谷翔平の電撃移籍の可能性を示唆…検証記事が移籍先候補に挙げたチームとは?

 レイズは、ESPNのオルニー記者がヤンキースと共に名前を挙げたチーム。
「レイズの最大の課題は投手陣にある。エース左腕のシェーン・マクラナハンが背中の故障から復帰間近にあるが、ドリュー・ラスムッセンとジェフリー・スプリングスはヒジの故障でともに離脱した。大谷の打撃がレイズに加われば、さらに良いが、この強力打線はすでにア・リーグの得点数で2位につけている」と分析した。
 ただレイズについてはスポーツ関連のポッドキャスト番組「In the Zone」にタンパの地元スポーツラジオ局95.3WDAEのザック・ブロブナー氏が出演し否定的な意見を述べている。「レイズは、すでに地区首位に立つチーム力があり、トレードで獲得した大谷がシーズン後にFAとなって他チームと契約する可能性が高い状況で、若手有望選手を引き換えに大谷をレンタルで得る可能性は低い」
 レンジャーズもオルニー記者が名前を出したチームだが、「レイズと同様にレンジャーズは大谷の投球を打撃よりも必要としている。ジェイコブ・デグロムをトミージョン手術で失った彼らの投手陣は、しばらくうまく回っていたが、6月9日以降の30試合で防御率4.89と輝きを失っている。そしてもし大谷がすでにメジャー最多得点となっている(レンジャーズ)打線に加わることがあれば、どのチームもレンジャーズを得点で上回れなくなるかもしれない」と分析した。
 そして最後に挙げたのが最有力候補とされるヤンキース。
「ヤンキースは今シーズンの開幕を2009年以来となるワールドシリーズ制覇に向けてア・リーグの間違いなく最有力候補として迎えたが、現在、49勝42敗で酷い攻撃陣が問題となり打撃コーチを解雇した。ショーン・ケイシー新打撃コーチが問題を解決できるかもしれないが、アーロン・ジャッジがつま先の故障で8月まで離脱するのであれば打線に何か新たなインパクトが必要となる。そして、もし大谷が突然ヤンキースタジアムで名前を呼ばれるようなことになれば、それは大きなインパクトとして話題になるだろう。ヤンキースの投手陣は(打撃陣よりも)良いが、ゲリット・コールには相棒のエースが必要だ」との見解を示した。
 大喧騒の中、大谷が後半戦の開幕戦となるアストロズ戦の先発マウンドに上がる。

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