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井上拓真が井岡一翔戦に向けての練習を公開した(写真・山口裕朗)
井上拓真が井岡一翔戦に向けての練習を公開した(写真・山口裕朗)

「尚弥からの助言?言えません」井上拓真が井岡一翔との5.2東京D決戦を前にシークレットを貫く理由とは…勝てば那須川天心との再戦「また自分が勝つ自信がある」

 そして公開採点が採用される今回の世界戦では天心戦同様にチームの結束力と対応力が勝敗を左右する可能性があることを示唆した。
 その天心戦では井上家の叡智を結集して拓真を勝利に導いた。今回は兄も、中谷とのビッグマッチを控えているが、大橋会長は「練習時間も一緒にやってスパーリングを見てお互いにアドバイスもしあっている」という。拓真も「お互い同じ気持ちでそこに向けて切磋琢磨できるので同じ日の方がお互い高め合える」との相乗効果を口にした。
 その天心は、11日のWBC世界バンタム級挑戦者決定戦で元2階級制覇のメキシコのレジェンドのファン・フランシスコ・エストラーダを9回終了TKOで打ち破り、この拓真対井岡戦の勝者への挑戦権を手にした。
 拓真は返り討ちを宣言した。
「良くなっている部分もありますけど、戦えばまた自分が勝つ、そういう自信もある。でも今は本当に井岡選手だけ。どう勝つか、どう戦うか、そこだけに集中している」
 リベンジを熱望する天心からは「ひたすら拓真選手が勝つことを願って、テルテル坊主を作って毎日祈りたい」とのエールがあるが、拓真は「本当にそんなことを今は気にしていられないんで。井岡選手だけをじっと見つめてます」とアンサーを返さなかった。
 それだけ井岡を難敵だと認めているのだろう。
 すでに5万5000人を予定しているチケットは完売した。前日に後楽園ホールで行われる有料の公開計量のチケットも1枚もない。
「井上対中谷だけでも満員になるが、そこに功労者の井岡がいて、この試合が入るのは意味のあること。ボクシング界全体にとって歴史に残る日になると思う」
 今回は2024年5月の井上尚弥対ルイス・ネリをメインにした興行に続く大橋ジム主催の東京ドーム大会の第2回目だが、大橋会長は「また3回、4回と続けたい」との野望を明かした。
 その大橋会長に最後にひとつ聞いた。
 拓真対井岡、尚弥対中谷。どっちに自信がありますか?
 大橋会長はちょっとだけ考えて「両方です」と答えた。
 愚問だった。

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