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ブラジル代表エースのヴィニシウス・ジュニオール(右)が同点ゴールを叩き込むもそのままドロー(写真・AP/アフロ)
ブラジル代表エースのヴィニシウス・ジュニオール(右)が同点ゴールを叩き込むもそのままドロー(写真・AP/アフロ)

「ブラジルの長年の課題は依然として解決されていない」伝説“悪童”ロマーリオがモロッコに1-1で引き分けた母国に不満爆発…「創造性に欠けパスミスも多かった」

「このブアディという少年には本当に感銘を受けた。わずか18歳にして、すでにサッカーのセンスが抜群だ。ピッチの至るところに現れ、動き回り、チャンスを作り出し、ボールを次々と奪い取っていた。このままいけば彼はサッカー界に大きな足跡を残すだろう。対照的にブラジルの中盤は、基本的に守備と相手へのマークに徹していた。創造性のある選手がいないため、チームは縦へのロングボールに頼らざるを得ない。全体的に見て、モロッコがブラジルよりかなりの部分と時間帯で上回っていた」
 国際サッカー連盟(FIFA)の公式YouTubeチャンネルで公開された試合後の公式会見では、ブラジル史上初の外国人指揮官として、昨年5月から代表チームを率いるイタリア出身のカルロ・アンチェロッティ監督が質問攻めにあった。
 特にハーフタイムで交代させた右サイドバックのロジェール・イバニェス(アル・アハリ)、ボランチのカゼミーロ(マンチェスター・ユナイテッド)を先発させたさい配に、ファン・サポーターの批判が集中していた点を問われた直後だった。
 レアル・マドリードやバイエルン・ミュンヘンなど、ヨーロッパ各国でビッグクラブを率いてきた67歳の名将はこう答えるにとどめた。
「先発メンバーは私の中で正しい顔ぶれだった。しかし、チームがうまくプレーできなかったときは、批判を受け入れる必要があると考えている」
 ロマーリオ氏も先発メンバーの一部に容赦なくダメ出しした。
「両サイドバックにおけるブラジルの長年の課題は依然として解決されていない。イバニェスはほぼ守備専門で、攻撃に加わるプレーはまったく見られない。左サイドバックのドウグラス・サントスも、試合を通じてほとんど存在感を示せなかった。もし私が監督ならば、後半開始から途中出場したダニーロを右サイドバックで、ファビーニョをボランチで先発させるだろう。ただ、不本意だったグループステージ初戦はもう終わってしまった。いまは気持ちを切り替えて、次の試合で余裕を持って勝利して勝ち点を増やし、得失点差を広げる仕事に集中しなければいけない」
 2023年10月を最後に遠ざかっていた代表へ、サプライズで復帰したスーパースターのFWネイマール(サントス)は招集された直後に右ふくらはぎに肉離れを負って戦線離脱。4大会連続のW杯出場がかかったモロッコ戦には間に合わず、苦戦するチームメイトたちをベンチで見守り続けた。
 4チームがすべて初戦を終えたグループCは、ハイチ代表を1-0で退けたスコットランド代表がトップに立ち、勝ち点2ポイント差でモロッコとブラジルが、さらに52年ぶり2度目の出場を果たしたハイチが同3ポイント差で続いている。
 舞台をフィラデルフィア・スタジアムに変えて、ハイチと対戦する19日(日本時間20日)の第2戦では、ネイマールもプレーできる状況にあると複数のブラジルメディアが報じた。勝利だけでなく大量得点も決めて、初めてファン・サポーターから認められるハイチ戦へ。ベースキャンプ地のニューヨーク・ニュージャージーのコロンビア・パーク・トレーニングファシリティへ戻ったブラジルは懸命の調整を続けていく。

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