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アルゼンチンがスペインに敗れたピッチで起こした暴挙には世界から批判の声が(写真・ロイター/アフロ)
アルゼンチンがスペインに敗れたピッチで起こした暴挙には世界から批判の声が(写真・ロイター/アフロ)

奇妙?マジ?「アルゼンチンをW杯から永久追放せよ」嘆願サイトに1週間で2300万人もの署名集まる?!一方スペインとの再戦を求める署名は10万人…FIFA完全無視で数字を疑うメディアも

 サッカーのW杯北中米大会の決勝で延長戦の末、スペインに敗れたアルゼンチンを「W杯から永久追放せよ」という署名サイトに2300万人を超える署名が集まり、一方で決勝の再戦を求める署名は10万人を突破したことが明らかになった。英「トークスポーツ」が紹介したものだが、一方でこれらの署名サイトの数字や行動に疑いの目を向ける専門メディアもある。FIFAはこれらの嘆願を一切相手にしていない。

 サイトの広告収入目的との指摘も

「アルゼンチンをW杯から永久追放せよ」
 刺激的なオンライン署名運動を行っていた「ArgentinaOut.org」での署名人数が2300万人を突破した。英「トーク・スポーツ」が取り上げたものだが、開始から、わずか1週間余りで、世界170か国から2331万6108人という驚異的な数の署名が寄せられた。主催者は当初500万人の署名を目標に掲げていたが、最終的な署名数はその目標を大きく上回り「史上最も拡散されたオンライン請願の一つとなった」という。
 アルゼンチンはスペインに敗れた直後のピッチ上でナウエル・モリーナやリアンドロ・バレデスが大暴れして暴力をふるう暴挙を行い、おまけに表彰式でスペインのセレモニーに背を向けて、世界中から批判を浴びた。
 だが、この著名サイトが立ち上がったのは、決勝トーナメントの2回戦のエジプト戦の直後。怒った一部のサッカーファンたちによって立ち上げられたものでFIFAと試合を担当した審判団が、アルゼンチンと主将のリオネル・メッシを「えこひいきしている」と非難した。
 嘆願文には「優勝チームが最初から決まっているのなら他の国々は何のために大会に参加するのか」「アルゼンチンをW杯から除外し、すべての国に公平なチャンスを与えるべきだ」などと書かれていた。
 エジプト戦では追加点のゴールが取り消されたりしたため、試合後にアッサン・ハッサム監督が「不当な判定だ。アルゼンチンはあらゆるレベルで特別待遇を受けていた」と激怒。さらに準々決勝のスイス戦でも「選手の取り間違い」によるレッドカードでスイスの中心選手が退場となり、ムラト・ヤキン監督が「理解できない。ルールに試合を壊され審判のミスで敗退させられた」と激怒していた。
 それらの疑惑の判定に加え、準決勝のイングランド戦後にFIFAが禁じている政治的メッセージである「マルビナス(フォークランド諸島)はアルゼンチンのもの」と書かれた横断幕を広げたことで、この署名運動がより活発化したと見られる。
 同サイトは決勝戦後に閉鎖され「FIFAは私たちを無視した。しかしスペインがやってくれた。ありがとう、スペイン」と皮肉を込めたメッセージを残した。
 その言葉通りにこの署名はFIFAには完全に無視された。
 前出の「トークスポーツ」は、「これほど広く拡散されたとはいえ、この請願がFIFAや国際サッカー界全体に実質的な影響を及ぼす可能性は最初からほとんどなかった、FIFAは、この請願の要求について一切言及しておらず、同様のオンライン運動が起きたとしても、アルゼンチンの国際大会参加資格に法的効力や競技上の影響を及ぼすことはない」と伝えた。
 また正反対にアルゼンチンとスペインの再試合を求めるオンラインの署名活動も決勝後に立ち上がった。ヒセラ・サンチェス氏が大型署名サイト「Change.org」にページを開設し、再試合実現への支持を呼びかけたもので、こちらは10万人を突破している。

 

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