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ドジャースへ緊急トレードされたスクバルは今春のWBCにも出場した(写真・AP/アフロ)
ドジャースへ緊急トレードされたスクバルは今春のWBCにも出場した(写真・AP/アフロ)

「ド軍がスター選手を次々と集める姿にはうんざり」の批判があってもサイヤング賞スクバルの緊急トレードに踏み切った2つの理由とは…大谷翔平の不安とライバル球団の戦力強化阻止

 ESPNは、ワールドシリーズ3連覇のライバル球団へスクバルが移籍することを阻止する狙いがあったと分析した。
「短期的に見た最大のメリットは、スクバルがブリュワーズ、レイズ、ブレーブス、ヤンキース、あるいは数か月後の10月に他球団のユニホームを着てドジャースを苦しめることがなくなったことだ」
 USAトゥデイの敏腕記者、ボブ・ナイチンゲール氏も同じ見方をしている。
「ブリュワーズにスクバルを獲らせジェイコブ・ミジオロウスキーとコンビを組ませるつもりだったと思うのか。あるいはブレーブスでクリス・セールと組ませるつもりだったのか。答えはノーだ。ドジャースはスクバルと対戦する可能性など、まったく望んでいなかった。その可能性をなくす最善の方法は何か。自分たちで獲得してしまうことだった」 
 そしてもうひとつが大谷の怪我だ。
 ESPNは、こういう見解を明かした。
「大谷の膝の故障という、詳細があまり明らかになっていない問題も抱えている。この影響で、当面は投手としての起用が制限される可能性もある」
 大谷は左膝の故障に加え、「100%ではない」と大谷自身が明かした上腕二頭筋の違和感の影響で7月3日以来、先発マウンドから遠ざかっている。
 ESPNは「ほとんどの球団なら、サイ・ヤング賞級の成績を残す投手を失えば、ロースターには巨大な穴が開く。しかしドジャースは普通の球団ではない。それでもなお先発陣をさらに補強した」と説明した。
 また「ジ・アスレチック」も「大谷は現在、膝と上腕二頭筋に問題を抱えている。次にいつ投手として登板できるかは分かっていない。そして、その影響が打撃にも及べば(現時点ではその兆候はないが)ドジャースの戦力は低下する」と指摘。
「それでもスクバル獲得前から、ドジャースは健康でさえあれば、現在の黄金時代で最高の投手陣を擁していると考えていた。スクバル加入によって、その層はさらに厚くなった」と続けた。
 前出のナイチンゲール記者は、「ドジャースのワールドシリーズ連覇は確実に」との見出しを取った記事をこうまとめている。
「まだ8月1日だ。しかし、もはや11月1日になったも同然である。ワールドシリーズの優勝トロフィーはドジャースのものになる。最も資金力があり、最も有望株が多く、最も才能にあふれ、そして最も優秀なフロントを持つ球団なのだから。サラリーキャップについて好きなだけ叫べばいい。ドジャースは気にも留めない。彼らが今考えている最大のテーマは、新たなワールドシリーズ優勝トロフィーを飾るスペースを確保することだけだ。優勝パレードで会おう」

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