JFA田嶋幸三名誉会長のFIFA会長選の立候補に岡田武史氏の電撃辞任は影響したのか?「(辞任の影響が)まったくゼロとは言いませんがそれがなくても私は今回の意思を表明していた」
岡田氏の辞任は10月24日付。前日の23日までは都内でAFC臨時総会が開催されていて、急きょ来日していたインファンティノ会長も出席した。その中でAFCのシェイク・サルマン会長がFIFA会長選へ向けてインファンティノ会長の支持を呼びかけ、終了後にメディア対応した宮本会長もこう語っていた。
「AFCと足並みをそろえるのが、我々の基本的な立ち位置だと思う」
岡田氏がJFAへ辞表を提出したタイミング。さらに前出のコメントで「AFCとの関係や日本サッカーへの影響を踏まえれば、AFC と歩調を合わせる方向性には現実的な理由があるものと理解しております」と続けていた点を踏まえれば、AFCと足並みをそろえる、つまりJFAがインファンティノ会長を支持する方針が、岡田氏が貫こうとする信条と大きく乖離していたとうかがわせる。
だからこそ、田嶋氏の出馬はサッカーに高潔性を求める共通項があった点で大きな驚きを伴った。田嶋氏がFIFA会長選に立候補するのならば、岡田氏が辞任する必要はなかったのではないか。こう問われた田嶋氏は「同じ考えなのかもしれませんが、2人で相談したわけではありません」とした上でこんな言葉を紡いだ。
「岡田さんの辞任については、彼の信条とかそういうものがあるので、ちょっとそれについて私がお答えすることはできない。同じ考えなのかもしれませんが、2人で相談してやったわけでもない。私は(AFC臨時総会で)サルマン会長にも、インファンティノ会長を支持できない、という自分の考えは伝えていました」
田嶋氏がFIFA会長選に出馬する意思を固め、宮本会長や湯川和之専務理事らJFA幹部に伝えたのはAFC臨時総会後。田嶋氏はさらにこう続けている。
「岡田さんの(辞任の)後とか先とかを意識して決めたわけではありません。(影響が)まったくゼロとは言いませんが、それ(岡田氏の辞任)がなくても、私は今回のような意思を表明していたと思っています」

