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先制点を決めたのはボランチではなくトップ下でプレーした鎌田大地だった( 写真:新華社/アフロ)
先制点を決めたのはボランチではなくトップ下でプレーした鎌田大地だった( 写真:新華社/アフロ)

「日本代表を見てみろ。数年前から準備を積み重ねてきたチームと対等に戦うのは不可能だ」大敗のチュニジアDFが怒りのチーム批判…スウェーデンメディアは「日本に勝つのはスリル」と悲観論

 W杯北中米大会のグループF第2節が20日(日本時間21日)、メキシコのエスタディオ・モンテレイで行われ、日本代表が4-0でチュニジア代表に圧勝した。前半開始4分にMF鎌田大地(29、クリスタル・パレス)の2戦連続ゴールで先制した日本は、31分にFW上田綺世(27、フェイエノールト)が追加点。後半もMF伊東純也(33、ゲンク)と上田が続いてグループFの2位に浮上した。連敗で大会敗退が決まったチュニジアの選手からチーム批判が飛び出し、3位のスウェーデンのメディアからは「日本に勝つ道はスリルを伴う」と25日(日本時間26日)の最終節へ悲観論が飛び出した。

 

 森保ジャパンの記録ラッシュの引き立て役になった。
 前半開始早々の4分にMF中村敬斗(スタッド・ランス)が左から折り返したクロスを鎌田が左足で決めた先制点は、日本がW杯で8大会、27試合目で決めた28ゴール目にして最速ゴール。2018年ロシア大会のコロンビア代表とのグループステージ初戦で、MF香川真司がPKで決めた前半6分を更新した。
 鎌田はオランダ代表とのグループステージ初戦の後半43分にも同点ゴールをゲット。2002年日韓共催大会のベルギー、ロシア両代表戦で決めた稲本潤一以来、史上2人目のW杯で2試合連続ゴールをマークした日本人選手となった。
 同31分には上田がペナルティーエリアの外から、待望のW杯初ゴールとなる強烈なミドルシュートを一閃。日本が前半だけで2点のリードを奪うのは、2010年南アフリカ大会のデンマーク代表戦以来、14試合ぶり2度目だった。
 後半に入っても日本の猛攻は終わらない。24分に伊東が決めたW杯初ゴールは、日本のW杯史上で節目の通算30ゴール。38分に上田が頭で決めた4点目で前出のデンマーク戦を超える1試合最多得点を更新。同時にW杯史上でアジア勢が決めた最多得点にもなり、上田は1試合で複数得点を決めた初めての日本人選手になった。
 試合を終えたチュニジアの選手たちは、怒りを自チームへ向けていた。
 32歳のベテラン、DFアリ・アブディ(ニース)は同国メディア『mosaique fm』を通して、スウェーデンに1-5で惨敗したグループステージ初戦後に電撃解任された、サブリ・ラムシ前監督のチームマネジメントを涙まじりに批判した。
「国民のみなさんにお詫びしたい。W杯開幕のわずか1カ月前に大規模なメンバーの入れ替えが実施され、経験豊富な選手が若手選手に置き換えられた時点からチームは大きな課題に直面してきた。私たちはこれまで一度もプレーした経験のない仲間たちとW杯を戦わなければいけなかった。日本代表チームを見てみろ。今大会へ向けて数年前から準備を積み重ねてきたチームと対等に戦うのは不可能だ」
 キャプテンのMFエリス・スキリ(アイントラハト・フランクフルト)は、さらに過激な言葉でチュニジアサッカー連盟批判を展開した。
「チュニジアサッカー界はさまざまなレベルでの抜本的な改革が必要だ。マネジメント、トレーニング施設、草の根的な活動を含めたすべてで私たちは劣っている。さらに現在のチームはW杯に参加するレベルに達していない」
 再建を託されたエルヴェ・ルナール新監督も、試合後の公式会見で白旗を上げた。国際サッカー連盟(FIFA)の公式YouTubeチャンネルが映像を伝えている。
「この結果は私が期待していたパフォーマンスではなかった。同時に今現在における両チームの実力差が如実に反映されていた。私たちのチームは守備面での積極性があまりにも欠けていて、何かを期待できる状況ではなかった」

 

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