それでオランダに勝てる?!「複数のポジションでプレーできる多才な選手で穴を埋められる」森保監督が遠藤航の離脱と代役ボランチを招集せずFW町野修斗にした理由を明かす
プレミアリーグのサウサンプトン時代にクーマン監督のもとでプレーした経験を持つ日本代表の前キャプテンで、今大会にサポートプレイヤーとして帯同している吉田は、クーマン監督の性格をこう話していた。
「ものすごくオープンな性格の方ですけど、サッカーそのものは極めてクラシックというか、それほど難しい戦い方は挑んで来ないと思っています。個々の高い能力を生かした戦法で来るはずだし、そのなかでここは突けるのではないか、ここは危ないんじゃないか、というのはもちろんチームに伝えています」
ウズベキスタン戦の先発メンバーで言えば、今大会で代表に初招集され、アルジェリア戦を含めて数多くのチャンスを作った右ウイングのクリセンシオ・サマーフィル(ウェストハム・ユナイテッド)、マイボールになるや積極果敢に攻め上がってくる右サイドバックのデンゼル・ダンフリース(インテル)が脅威になる。
対峙する日本の左サイドは誰になるのか。
3バックで形成される最終ラインの左CBは伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)が務めるだろう。さらに左ウイングバックは中村敬斗(スタッド・ランス)が濃厚と見られるとともに、守備を重視すれば前田大然(セルティック)や、あるいは鈴木淳之介(コペンハーゲン)の起用も考えられる。
さらには伊東純也(ゲンク)も、森保監督から左右のウイングバック及びシャドーでスタンバイしていて欲しいと指示されている。左ウイングバックでプレーする場合は、中村が左シャドーに回って得点力を前面に押し出していく。
三笘薫(ブライトン)と南野が怪我で選外となった状況で、逆に左ウイングバックを含めて誰が先発してくるかがわからなくなった。森保ジャパンのテクニカルスタッフのリーダーを務める寺門大輔氏は、相手チームの戦力分析を担当する立場から、今大会に臨む日本を次のように見ている。
「非常に分析がしづらいとういか、攻守でどのような特徴があると言いづらいチームじゃないか、と。攻守両面で高い水準がベースとして設けられていて、それぞれのタスクを満たす選手がピッチに立ったときに、また違った特長が出てくるので」
過去3戦の対戦成績は日本の1分け2敗。しかし、2点のビハインドを大迫勇也、本田圭佑の連続ゴールで2-2の引き分けに持ち込んだ、ザックジャパン時代の2013年11月の国際親善試合(ベルギー)から13年近くもの歳月が経っている。
戦力の目安となるFIFAランキングを比べれば、オランダが当時と変わらない8位なのに対して、44位だった日本は18位へジャンプアップ。初戦を重視するグループFの2強の激突は、現地時間14日15時(日本時間15日5時)にキックオフを迎える。

