「塩貝は上から目線だった」塩貝健人のネイマールへの発言にブラジルのメディアとファンが「ブラジル人を軽視する前に…」と激怒…インスタが炎上する事態に発展
W杯北中米大会でノックアウトステージ進出を果たした日本代表が29日(日本時間30日)、ヒューストンスタジアムでブラジル代表とのラウンド32に臨む。両チームともに臨戦態勢に入った中で、ブラジルのレジェンド、FWネイマール(34、サントス)を「彼はもう昔のネイマールではない」と一刀両断したFW塩貝健人(21、ヴォルフスブルク)のインスタグラムが、同国のファン・サポーターと見られるポルトガル語のコメントで炎上する事態が発生。大一番を前に場外戦が勃発した。
「彼はもう昔のネイマールではない」発言が切り取られて
ブラジルとの大一番を前に遺恨が生まれた。
21歳と日本チームで2番目に若い塩貝のインスタグラムが炎上状態と化した。標的となった最新の投稿は後半39分にFW上田綺世(フェイエノールト)との交代でピッチに入り、W杯デビューを果たしたオランダ代表とのグループステージ初戦後のもの。自身の写真に「応援ありがとうございました」とコメントを添えたものだった。
これに29日までに約1万8000件ものコメントが殺到している。通常の投稿に対するコメントの大半が3桁だから、異常な数と言わざるを得ない。しかもコメントの大半がポルトガル語で、内容を見れば母国の代表チームを応援するブラジル人から投稿されたものだとわかる。いったい何が起こっているのか。
きっかけは塩貝自身の発言だった。
日本のベースキャンプ地、テネシー州ナッシュビルでブラジル戦へ向けた練習を再開させた26日(日本時間27日)に塩貝が日本の報道陣の取材に応じた。その報道を引用する形で、ブラジルの大手紙『O GLOBO』が塩貝のコメントを伝えた。
「報道陣から『ブラジル代表で最初に思い浮かぶイメージは』と問われた塩貝は『ネイマール』と即答し、さらに『彼はもう昔のネイマールではない。大丈夫だと思う。日本には素晴らしいセンターバックもいるので』と続けた。彼は今大会で強いというイメージを抱くチームとしてフランスとアルゼンチンを挙げ、ブラジルについては『昔はすごく強かったけど、今はどうなんですかね』と続けた」
同メディアは同時に、懸念される点があるとしてこう続けている。
「これが一部のブラジルメディアで『ブラジルはもはや強いチームではない』と誇張されて報じられた。彼は実際には『それでもブラジルは引き続き強いと思うし、勝てればさらに勢いを得られる』とも語っている」
案の定と言うべきか。
過激に聞こえる塩貝のコメントが切り取られる形でブラジル国内の複数のメディアで報じられた。
たとえば一般紙の『veja』は「ブラジル代表に対して、日本のストライカーは上から目線だった」とし、こう伝えた。
「ヴォルフスブルクのストライカー、塩貝がネイマールらについて何と言ったかを調べたほうが良い。彼の発言は非常に純粋であり、ある意味上から目線にも感じられた」
さらにスポーツ紙の『LANCE』は「日本人ストライカーが、ブラジル戦を前にしてネイマールを『彼はもう昔のネイマールではない』とからかった」と伝えた。
「ネイマールに関する質疑応答は、背番号10が日本チームに対して残してきた群を抜く成績から生まれた。一人で4ゴールを決めてブラジルを快勝に導いた2014年10月の国際親善試合を含めて、ネイマールは日本戦で5試合連続、合計で9ゴールを決めている。2005年生まれの塩貝には特に印象に残っていたようで、取材に対してまずネイマールの名前を挙げて、その上でネイマールが怪我続きで2年近くも代表から離れていた点を踏まえて、これまでの日本戦と同じ役割を演じるとは見ていないと語ったと見られる」
これがブラジルのファン・サポーターを刺激した。

