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アディショナルタイムの勝ち越しゴールで日本がブラジルに惜敗した(写真:AP/アフロ)
アディショナルタイムの勝ち越しゴールで日本がブラジルに惜敗した(写真:AP/アフロ)

「華やかなブラジルではない」「日本は恥じるな!」日本に苦戦した“サッカー王国”をフランス、スペイン、英などの海外メディアが酷評「攻撃に迫力を欠く」「平凡なサッカー」

 メッシを擁して連覇を狙うアルゼンチンの「オレ」は、さらに厳しい論調だった。
「プレー内容よりもユニフォームの重み、戦術よりも闘志で勝った。ブラジルはヴィニシウス・ジュニオールに完全に依存している。ブラジル代表は日本相手に苦境へ追い込まれた。しかし、ブラジル代表のユニフォームの重みは日本には大きすぎた。試合終了2分前、日本はボールを奪い返した直後にミスを犯し、そのボールがマルティネッリの足元へ渡ってしまった」
 元ブラジル代表で、コリンチャンスのレジェンドとして知られ、ブラジルの人気サッカー番組の司会などを務めているネト氏は、SNSで選手を名指ししながら、厳しく批判した。
「マテウス・クーニャは歩いているだけだったし、ラヤンもそうだ。なぜダニーロ・サントスを使わなかったんだ? ガブリエウ・マルティネッリの決勝ゴールは称賛に値する。苦しむこと自体はサッカーではあることだから構わない。でも、ポジショニングもなく、あんな平凡なサッカーをしていてはダメだ。ガブリエウ・マガリャンイスがいなければ、同点ゴールも生まれなかっただろう。ところでネイマールをいつ使うつもりなんだ? 一体何をやっているんだ?」
 また英「BBC」は、ブラジル、日本をそれぞれを詳しく分析した。
 まずはブラジルに関しては、こう評した。
「前半を見る限り、ブラジルにはフラストレーションのたまる一日になるかと思われた。日本の5バックを崩せず、攻撃が停滞していたからだ。ボール保持では上回っていたものの攻撃の選手が敵陣深くでボールを受けるたびに、日本の守備陣が即座に寄せてきた。選択肢を断たれ、動くスペースも与えられなかった。ハーフタイムには番狂わせの気配が漂っていた。だが。ルーカス・パケタに代えてエンドリッキを投入すると、ブラジルに新たな強度が生まれた。後半だけで28本ものクロスを放り込み、平均すると2分に1本も間隔が空かないペースだった。そしてファーポストへ選手が飛び込む形が機能した。同点ゴールはその形から生まれ、日本も最終的にはその戦術に対応し始めたが、終盤のわずかなミスがブラジルに必要なチャンスを与えた」
 一方の日本は、こう分析した。
「日本がブラジル相手にW杯で敗退したとしても恥はない。最後までブラジルを苦しめたのであればなおさらだ。森保監督の前半の戦術は見事にはまっていた。日本は守備で安定感を見せ、ブラジルに襲いかかるタイミングを見極めそこから鋭いカウンターを繰り出していた。佐野のゴールはその完璧な例だった。後半はブラジルが盛り返したことでカウンターの機会は減った。それでも粘り強い守備は続き、同点に追いつかれた後も崩れなかった。しかし延長戦に向けて立て直すまであとわずかというところで、たった一度のミスが致命傷となった。日本は多くの時間帯で素晴らしい戦いを見せながらも、W杯決勝Tの勝利をまたしても手にすることはできなかった」
 ドイツとオランダがいずれもPK戦で敗退する中でブラジルは生き残った。日本のサポーターからすればブラジルの進撃を応援したいという心情なのかもしれないが、次戦はノルウェーとコートジボワールの勝者で、ノルウェーには“怪物”アーリング・ハーランドがいる。

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