天心戦の一夜会見で喜びを噛みしめた井上拓真陣営
「ダウンを取ったら勝ちじゃない」那須川天心「何がなんだかわかんない」採点不服に反論した井上拓真陣営は”自己採点要員”を配置していた…これが帝拳陣営との認識に誤差が生まれた理由だ!
前出の中谷氏はこんな見解を持つ。
「客観的に採点のできる人を配置して試合中にセコンドとの連携をとった大橋ジムとそれがなかった帝拳との差じゃないですか。試合中にトレーナーは毎ラウンド、状況に応じた指示を送らねばならないので冷静な自己採点はできないですよ」
そして天心、帝拳陣営が訴えた不服に関してはこう指摘した。
「戦った選手が納得いかないと訴えることは理解できますよ。外国人ボクサーなんかKO負けしない限り、お決まりのように負けてないって言うじゃないですか。ただ葛西さんがなぜそういうコメントをしたかはよくわからないです。結果的にジャッジの採点とズレていたのですから、勉強不足と言われても仕方がないのかもしれません。ただ天心をフォローしてあげたい思いもあったんじゃないですか。まだ天心は10戦です。成長していたことは間違いありません。12ラウンドトータルのマネージメントも含めて、これもいい経験になったのではないでしょうか」
拓真も天心の進化をこう認めていた。
「力強くはなった。1戦目よりはしっかり打っている感じはありましたね。踏み込みですかね。葛西さんにトレーナーが変わって打ち方だったりが変わった」
ただ天心が「何が何だかわかんない」と発言したことに対するアドバイスを求められ「いや自分はできないですよ」と苦笑いを浮かべた。
そしてこうメッセージを伝えた。
「またお互いもっと上のステージにいければいいのかな。(3戦目の対戦が)あるとしたらやるだけ。でもこれで最後と言われたので、もうないのかな」
2人のライバル関係はこれで終わりではない気がする。
(文責・本郷陽一/RONSPO、スポーツタイムズ通信社)

