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4団体統一戦を前に井上尚弥の肉体は完璧に仕上がった(写真・山口裕朗)
4団体統一戦を前に井上尚弥の肉体は完璧に仕上がった(写真・山口裕朗)

今日ゴング!井上尚弥とタパレスの4団体統一戦で本当に「4%」の“番狂わせ”は起きないのか…モンスターの衝撃1ラウンドKOが予想される2つの根拠とは?

 タパレスは米国ラスベガスとフィリピンで計100ラウンドのスパーを積み、直前の1か月間は、標高が1500mある高地のバギオ・シティで心肺機能を高めてスタミナを強化した。もしかすれば、足を使ってカウンターを狙うという戦法も用意しているのかもしれない。
 だが、井上陣営の“参謀”である真吾トレーナーは、「たとえ足を使ってきても追ってプレッシャーをかける準備もしている」と話す。
 前日の会見ではフィリピンのメディアから33年前の1990年に東京ドームで当時のヘビー級の世界3団体統一王者だったマイク・タイソン(米国)が、伏兵のジェームス“バスター”ダグラス(米国)にKO負けをした“世紀の番狂わせ”の戦いを覚えているか?という質問が井上に飛んだ。
「生まれていないけど歴史的な試合があった認識はある」
 井上は、軽く受け流した。
 当時のタイソンは、モチベーションをなくしており、来日後のスパーでダウンを喫し宿泊ホテル、廊下に座りこむなどの奇行が発覚するなど“番狂わせ”が起きる予兆があった。だが、今まさに心技体が最も充実している井上には、死角は何ひとつない。
 井上は「この試合は、歴史的な偉業になる」と位置づけている。
 そして「引退するときに辿ってきたキャリアを振り返って、この試合をどう思えるか。そこに尽きると思う」とも語っている。モンスターは12.26有明で刻む歴史の新たな1ページを語り継がれるような衝撃的なKO勝利で飾る気だ。

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