「私は敗北の二文字が大嫌いだ」W杯で日本と対戦するオランダが”格下”アルジェリアに0-1で敗れ指揮官激怒!地元メディアも「手を振ってW杯へ旅立つシナリオはゴミ箱に消え去った」
同じくロッテルダムを拠点とする一般紙『de Volkskrant』は、アルジェリア戦で先発したメンバーのうち、マッツ・ウィーファー(ブライトン)がデンゼル・ダンフリース(インテル)に代わる以外は「日本とのグループステージ初戦でも、同じメンバーが先発するだろう」とクーマン監督が思い描く戦略を伝えた。
「アルジェリア戦で出場停止だったダンフリースが右サイドバックに戻ってくる以外は、変わらないメンバーで日本戦に臨むのではないか。後半開始から投入されたエースのデパイのコンディションがさらに上がってくれば定位置の1トップに入り、マレンがサマーフィルに代わって右サイドに回る可能性もある」
右太ももの肉離れの回復が遅れ、ぎりぎりで滑り込んだ55ゴールとオランダ代表の最多得点記録を持つメンフィス・デパイ(コリンチャンス)の状態次第で変わりうるとした同メディアは、デパイのパフォーマンスがもうひとつだった点を踏まえて、次のように悲観的なコメントを伝えざるを得なかった。
「いずれにしても、オレンジ軍団が手を振ってW杯へ旅立つシナリオはゴミ箱に消え去った。代わりに彼らはまるで二日酔いのように顔を赤らめて、米国行きの便に乗り込む。クーマンの意図は明確だった。しかし、伝統とする<4-3-3>のフォーメーションに美しさを求めるあまり、両サイドから長くプレーさせすぎないほうが良い。素早く奥行きを見つけ、俊敏な選手たちを前へ押し出して仕事をさせる必要がある」
首都アムステルダムに拠点を置く一般紙『De Telegraaf』は「選手たちが怪我なく試合を終えたことが、唯一の収穫だった」と皮肉を込めて厳しく指摘した。
「アルジェリアとの壮行試合を行う理由を、クーマンは相手の戦術が理想的だからだと語っていた。14日にダラスで行われるグループステージ初戦の日本と、戦い方が一致しているともつけ加えていたが、いざフタを開けてみればアルジェリアは4バックで、日本の3バックとはまったく違っていた。私たちはオランダサッカー協会のスタッフ陣が、来たるW杯の対戦相手をより深く分析してくれていると願いたい」
W杯のグループステージ初戦で王者アルゼンチン代表と対戦するアルジェリアに、後味の悪い黒星を喫したオランダは一夜明けた4日に米国入り。事前キャンプ地のニューヨークで8日(日本時間9日)に、W杯に初出場するウズベキスタン代表と最終調整を兼ねた国際親善試合に観客なしの非公開で臨むことが決まっている。

