「出番があるならここ」「精神支柱でいい」長友佑都を森保監督はスウェーデン戦に起用すべきか…SNSでは大量選手入れ替えの可能性があることで賛否…41歳“クリロナ”の2ゴールに本人は刺激
鈴木淳を含めて、4人がW杯デビューを果たした一方で、チーム最年長のベテランは2試合でまだ出場機会を得られていない。23人のフィールドプレイヤーのうち、ピッチに立っていないのは長友と、大会直前に負傷離脱した前キャプテン、MF遠藤航(リバプール)に代わって追加招集されたFW町野修斗(ボルシアMG)だけとなった。しかも町野は体調を崩し、チュニジア戦ではベンチ入りしていなかった。
チュニジア戦での出場がなくなった瞬間の長友の胸中を、同じ1986年生まれで、南アフリカ、ブラジル、ロシアの3大会でW杯をともに戦ってきた本田圭佑は、生中継の解説を務めていた日本テレビで次のように慮っている。
「佑都、ホンマ出たかったでしょうね。今日ホンマ出たかったと思う」
第2次森保ジャパンが船出した2023年3月以降で、長友は招集メンバーに名を連ねていなかった。復帰を果たしたのは2024年3月。アジアカップで想定外のベスト8敗退を喫したチームを、メンタル面でも鼓舞しながら立て直すタスクを託された。
しかし、以降も継続的に招集されながらも、前回カタール大会のクロアチア代表戦以来となる国際Aマッチ出場を果たすどころかベンチにも入れない状況が続いた。森保監督は試合前夜に、ベンチから外れる選手たちの部屋を必ず訪ねて状況を直接告げる。常に部屋のドアをノックされてきた長友は、その度にこんな言葉を返してきた。
「次こそは必ず試合に出られる選手になってみせます」
復帰後から現時点までの間で、長友が出場したのはわずか3試合。国内組だけで臨んだ2025年7月の東アジアEAFF E-1サッカー選手権の中国代表戦、完全ターンオーバーを敷いた同年9月の米国代表戦、そして選手交代枠が11人と拡大された今年5月のアイスランド代表との壮行試合だけとなっている。
長友も自身に託された最大のミッションを熟知していた。
北中米大会に臨む代表メンバーに選出された直後。戦力としてもチームに貢献できる自信があるとしながらも、長友はこんな言葉を残している。
「みなさんが知りえない部分を含めて、W杯ではピッチの外で日々、本当にいろいろと起こる。これは答えになっていないかもしれないですけど、自分はW杯への嗅覚を持っている。W杯には独特の匂いがあって、僕はそれを嗅ぎ分けられるというか、ちょっと空気がよどんでいると思ったら綺麗に浄化できる。まさに空気清浄機みたいな役割を果たせる。4大会で自分が積み重ねてきた経験は必ず生きてきます」

