「負け犬の遠吠えだ」「馬鹿げたクレーム」カブス監督が「大谷ルール」に「奇妙」と文句をつけロバーツ監督が「大谷のような選手を見つけてくれば」と反論した問題を巡りSNSで大論争が起きる
ドジャースの大谷翔平(31)が、投手とカウントされずロースター登録されている通称「大谷ルール」に対してカブスのクレイグ・カウンセル監督(55)が「奇妙だ」とクレームをつけ、デーブ・ロバーツ監督(53)が「どのチームも同じ。大谷のような選手を見つけてくればいい」と反論したことでSNSでは大論争が巻き起こった。
「大谷が投手にカウントされずにド軍は13人の1軍枠を使えている」
なぜ今さら?
2022年から採用されている「大谷ルール」にカブスのカウンセル監督がクレームをつけた。米サイト「ジ・アスレチック」によると、20日(日本時間21日)、本拠地でのフィリーズ戦前の取材で、こう主張した。
「正直、今まで一度も理解できなかった。これは本質的には攻撃側を助けるルールだと思う。攻撃力を高めるためのルールだよ。しかも、ある1チームだけが、実質的に“二人分”の選手を持てるようになっている。その選手には特別な扱いが与えられている。これが一番奇妙な点だ。1チームだけにね」
カウンセル監督が文句をいったのは、ロースター登録枠に関する「大谷ルール」だ。
メジャーでは開幕から8月末までの1軍ベンチ入りロースター26人のうち投手のロースター登録は13人に制限されているが、二刀流認定された大谷は投手としてカウントされず、ドジャースは実質14人の投手を運用できている。9月1日からレギュラーシーズンの終了まではロースターが28人に拡張され、投手は14人まで登録可能となるが、ポストシーズンでは再びロースターが26人、投手枠は13人となる。
二刀流認定にも規定があり、今季または過去2シーズンで「メジャーで少なくとも20イニング以上を投げていること、野手または指名打者として20試合以上に先発出場し、それぞれの試合で少なくとも3打席に立っていること」が条件となっている。
またスタメンで投手兼打者で起用された場合、降板後もDHで継続出場できる。
カウンセル監督は、「彼のような選手は他にいない。だが、その選手のために、あるチームだけが異なるルールの適用を受けているんだ」と付け加えた。
2022年から適用されている「大谷ルール」をカウンセル監督が、今さら問題視したのは、カブスは投手陣が相次いで故障しており、こうした状況でもロースターに柔軟性がない現状のルールについて「どう思うか」との質問を受けたからだ。
カブスは開幕ローテーションのうちマシュー・ボイド、ケイド・ホートンの2人が故障者リスト入りし、さらにゲームの終盤を任される3人のリリーフ投手、フィル・メイトン、ハンター・ハービー、ダニエル・パレンシアが離脱している。それでも投手登録枠は13人に限られる現状の不満を「大谷ルール」に重ねたのかもしれない。
カブスは24日(同25日)からドジャースタジアムに乗り込みドジャース3連戦を戦うが、そのタイミングもあったのだろう。
だが、ロバーツ監督も黙ってはいなかった。
同サイトなど複数のメディアがロッキーズに12-3で圧勝した20日(日本時間21日)の試合後の会見でのコメントをこう伝えた。
「確かに彼がいることで我々に有利なのは間違いない。でも、それはどのチームであっても同じことだ。もし大谷を持っていれば同じ恩恵を受ける。だから、他のチームも大谷のような選手を見つけてくればいい。彼は例外的な存在だ。なぜなら、彼は本当に特別な選手だからだ。ルールはルールでそういうものだよ」
そう反論した。

