クロアチア”レジェンド”激怒!「VARの使い方が間違っている。強いチームかどうかで…」ポルトガル戦の同点ゴールをFIFAが“神の音波“で取り消すもモドリッチらが”誤審”疑う
サッカーのW杯北中米大会の決勝トーナメント1回戦、ポルトガル対クロアチアが2日(日本時間3日)、トロントで行われ、ポルトガルが2-1で勝利した。クリスティアーノ・ロナウド(41)が同点ゴールを決めるなどしてポルトガルが1点リードで迎えたアディショナルタイムの13分にヨシュコ・グヴァルディオル(24)が劇的同点弾を決めたかに見えたが、このプレーにVARが介入し、FIFAがボールに仕込んだチップが感知した最新テクノロジーによりオフサイドと判定され幻に。納得のいかない”レジェンド”ルカ・モドリッチ(40)や選手達からは怒りの声が相次いだ。
CロナウドのPKもVARの介入で判定が覆る
最後の最後にドラマが待っていた。
クロアチアに先制を許したポルトガルは、後半23分にゴール前のCKからの混戦で得たPKをスーパースターのロナウドが決めて同点に追いつき、さらにアディショナルタイムに入ってロナウドに代わってワントップの位置で起用されたゴンサロ・ラモスが勝ち越しのヘッドを決め、会場のクロアチアサポーターを落胆させた。
だが、10分と掲示されたアディショナルタイムがさらに3分を過ぎた時、クロアチアが、左からゴール前へクロスをあげ、それを受けたマリオ・パシャリッチがワンタッチでゴール前へ落とし、グヴァルディオルが滑り込むようにしてゴールを決めたのだ。選手もクロアチアサポーターも狂気乱舞するも、オフサイドが疑われ、VARが介入した。
パシャリッチが、オフサイドポジションにいて、クロスに対してジャンプしたイゴール・マタノヴィッチの頭がボールに触っていたかどうかが問題になった。触っていればオフサイド、触っていなければ同点ゴール。オンフィールドレビューで確認したエスペン・エスコス主審はオフサイドの判定を下し、クロアチアの同点ゴールが幻に終わった。
FIFAの発表によると、アディダスの公式試合球「トリオンダ」の内部に搭載されたIMU(慣性計測装置)センサー(チップ)が示すコネクテッド・ボール・テクノロジーのデータがマタノヴィッチがボールに触れていたことを示したという。ごくわずかなボールへの接触も検知することが可能で、その情報は、心電図のようなグラフで視聴者に表示され、「審判団には、これまでにないレベルのデータが提供されることで、迅速かつ正確な判定を下すことが可能となっている」という。
もはや「1ミリ」どころか「パルス(音波)」だ。
最新テクノロジーの下した判断は、動かしがたいものだが、クロアチアとしては納得がいかない。
クロアチアメディア「Gol.hr」によると、当事者のマタノヴィッチは、その場面をこう振り返った。
「正直に言うと、髪の毛にほんのわずかな接触があったような感覚はあった。それで主審に何があったのか聞いた。自分でもボールに触れたかどうか確信が持てなかったので。すると主審は『ボールにはチップが内蔵されていてそのデータではオフサイドだった』と説明された」
だが、この試合を最後に代表引退の噂があるW杯5大会連続出場の40歳のレジェンド、モドリッチは、別のクロアチアメディア「Index Sport」を通じて、怒りの声をあげた。

