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日本はW杯5度優勝のブラジルに勝てるのか?(写真・ロイター/アフロ)
日本はW杯5度優勝のブラジルに勝てるのか?(写真・ロイター/アフロ)

神様ジーコ氏「日本は本物のサッカーをしている」ブラジルメディアも日本に警戒警報…「両国の差は大幅に縮まっている」「バリエーションの数はブラジルより上」

 W杯北中米大会のグループFで2位に入り、3大会連続のノックアウトステージ進出を決めた日本代表が、ヒューストンスタジアムで29日(日本時間30日)に行われるラウンド32でサッカー王国・ブラジル代表と対戦する。グループCを2勝1分けの首位で突破したブラジルに対して、同国代表の「10番」を背負い、日本代表監督も務めたジーコ氏(73)が「日本は本物のサッカーをしている」とコメントするなど昨年10月の国際親善試合で初黒星を献上した日本を「恐れる必要はないが、敬意を払う必要はある」と警戒する声が飛び交っている。

 「日本にとって最大の問題はずっと精神面だった」

 期待感と警戒感。対照的な声がブラジル国内で交錯している。
ブラジル代表として3度のW杯に出場し、栄光の「10番」も背負ったジーコ氏は、国際サッカー連盟(FIFA)の公式HP上でラウンド32へ向けて「ブラジルを応援するよ。結局のところ、私はブラジル人だからね」とコメント。その上で鹿島アントラーズの礎を築き、代表監督も務めた日本へ抱く愛情も語っている。
「日本が勝ったらそれで構わない。わかっているのは素晴らしい試合になるということ。日本は本物のサッカーをしているからね。もちろん戦術的にも向上した。でも日本にとって最大の問題だったのは、ずっと精神面だった。今の彼らは困難に対処し、たとえビハインドを背負っても応じられるようになった」
 モロッコ代表と引き分けた初戦から右肩上がりの軌跡を描き、グループCを首位で突破したブラジルを称賛しているのは現役時代に“悪童”と呼ばれ、代表チームで通算55ゴールをマークしたストライカーのロマーリオ氏だ。
 ブラジルの一般紙『O GLOBO』に寄稿している特別コラムで、60歳の同氏はモロッコ戦後に「ブラジルが勝つ印象を一瞬たりとも与えなかった」と斬り捨てた。最新のコラムでは手のひらを返すように3試合連続で計4ゴールをマークしたエース、FWヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)を中心とするチームを称賛した。
「ヴィニシウスはまさに絶好調だ。偉大なスター選手に相応しい結果を残している。試合結果に対する責任を自ら引き受け、クラブで放っていた稀有な得点感覚を代表チームでも見せつけている。今大会のチームに臨むチームの顔となったと言っていい。彼を中心にブラジルは再びブラジルとしての姿を取り戻した」
 賛辞は同国史上初の外国人指揮官、イタリア人のカルロ・アンチェロッティ監督にも向けられている。まだ日本との対戦が決まる前の寄稿だったが、“悪童”の視線はラウンド32を飛び越えたはるか先を見つめていた。
「W杯の歴史が示すように、大会初戦から圧倒的な強さを見せるチームではなく、大会を通じて成長し続けるチームが優勝する。その意味でアンチェロッティ監督にも拍手を送りたい。彼はチームをしっかりと掌握している。イタリア人らしく彼は非常に現実的だ。手持ちの戦力や、大会を通じてどのように選手を組み合わせていくべきかを熟知している。大声で怒鳴るタイプではないが、その存在感ゆえに誰もが彼を尊敬している。6度目の優勝を導く指揮官となるためのすべてを備えている」

 

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