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あまりに無策だった森保監督のブラジル戦での内幕が明らかになりSNSで批判が再燃(写真:新華社/アフロ)
あまりに無策だった森保監督のブラジル戦での内幕が明らかになりSNSで批判が再燃(写真:新華社/アフロ)

なぜ森保監督の続投は”半年限定”なのか…来年1月アジア杯以降は「大岩剛監督へバトンタッチ」…日本サッカー協会が異例の監督人事に踏み切る理由とは?

 W杯北中米大会のベスト32で敗退した日本代表の森保一監督(57)が、引き続き3期目の指揮を執ることが22日までに決定的となった。23日の日本サッカー協会(JFA)理事会で正式決定される見通しだが、任期はスペイン、ポルトガル、モロッコなどで共催される2030年の次回W杯までではなく、来年1月にサウジアラビアで開催されるアジアカップまでの半年間。同3月の国際Aマッチデー期間から、2028年のロサンゼルス五輪出場を目指すU-21日本代表の大岩剛監督(54)が兼任するという。JFAはなぜ前例のない代表監督人事に踏み切るのか。

「アンダーカテゴリーとの連携性を保ちA代表の活動を充実させていくのは絶対的なこと」

 日本サッカー界が前例のない代表監督人事に踏み切る。
 ノックアウトステージ初戦でブラジル代表に逆転負けを喫し、ベスト32で敗退したW杯北中米大会まで2期8年に渡って日本を率いた森保監督が続投。構想では来年1月にサウジアラビアで開催されるアジアカップまで指揮を執り、同3月の国際Aマッチデー期間からU-21代表の大岩監督がA代表の指揮官を兼任する。
 原則として4年に一度のW杯を一区切りとしてきた日本代表監督の中で、2期目も続投したのは森保監督が初めてだった。結果は2022年カタール大会に続くノックアウトステージ初戦敗退。目標として掲げていた優勝に遠く及ばなかった指揮官に3期目の指揮も託すものの、契約自体はわずか半年間の短期とする。
 JFAは22日に東京・文京区のJFAハウスで定例の技術委員会を開催。終了後に山本昌邦技術委員長が北中米大会の総括や次期日本代表監督の選定要件に言及した、1時間超のメディアブリーフィングからJFAの方針が浮かび上がってきた。
 日本代表をサポートするナショナルチームダイレクター(ND)も兼任する山本委員長は、技術委員会の在り方として「具体的な(次期日本代表監督の)名前の話は一切していない。(技術委員会は)そういう場ではないので」と明言。その上で今大会を制したスペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ、決勝で敗れて連覇を逃したアルゼンチン代表のリオネル・スカローニ両監督の共通点を挙げた。
「東京五輪の準決勝で日本に勝って最終的に準優勝したデ・ラ・フエンテ監督は、その後は多くの選手たちをA代表で起用して頂点にたどり着いた。若い頃から同じ監督の下で苦楽をともにして、お互いに理解しあっていた点で、選手たちはストレスを感じていなかったと思う。そういった経歴を見て、対話やコミュニケーション能力なしに選手の力は引き出せないと感じているし、スカローニ監督がU-20代表監督を兼任していたときの選手たちも今のA代表で活躍している。アンダーカテゴリーとの連携性を保ち、A代表の活動を充実させていくのは絶対的なことなのかな、と」
 日本にも成功体験がある。
 たとえば1998年9月に就任したフィリップ・トルシエ監督は、U-20、U-23と3世代の代表監督を兼任。1999年のワールドユース選手権(現FIFA・U-20W杯)で準優勝したチームの主力を軸に2000年のシドニー五輪でベスト8へ進出し、さらに五輪世代の中心選手たちが2002年のW杯日韓共催大会で躍動。2度目のW杯で悲願の初勝利を挙げた日本は、最終的に初のグループステージ突破も果たしている。
 森保監督も4位だった東京五輪までU-24代表監督を兼任。主力を担った堂安律や久保建英、冨安健洋、板倉滉らをA代表に引き揚げながらカタール、北中米両大会を戦ってきた。8年間に及ぶ軌跡を山本委員長も高く評価する。
「継続と成長が非常に大事だと私も感じさせてもらった。成長の歩みを止めない、という観点で言うと、システムありきではなく選手ありきで戦っていかないといけない。日本人選手の力を最大限に引き出してもらえる監督が日本にとって大切であり、森保監督は選手との対話を大切にして、バランスを取りながら前へ進めてくれた。どんなに理想を語っても、選手に伝わらなければ意味がないので」

 

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