なぜ森保監督の続投は”半年限定”なのか…来年1月アジア杯以降は「大岩剛監督へバトンタッチ」…日本サッカー協会が異例の監督人事に踏み切る理由とは?
大岩監督もすでに約4年半に渡って五輪世代を率いている。
鹿島アントラーズ監督時代はリーグ戦での優勝経験こそないが、2018シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で優勝。この実績も評価されて就任した五輪代表監督として、2024年のAFC・U-23アジアカップを制覇して同年のパリ五輪出場を決め、本大会ではオーバーエイジ(OA)を使わずにベスト8へ進出した。
2028年のロサンゼルス五輪を目指す世代を引き続き率いた大岩監督は、今年1月にはAFC・U-23アジアカップを連覇。規定通り23歳以下にOAも加えた構成で臨んできた各国に対して、日本は21歳以下だけの陣容で勝利した。
「サムライブルー(日本代表)の監督要件と大岩監督とを個人的に繋げるのはここではちょっと難しいが、U-23アジアカップで連覇し、今年1月には2歳年下の陣容でしっかりとチャンピオンになった。その点で彼のマネジメント能力や、あるいはしっかりとしたプレーモデルをチームに植え付ける力は高く評価している」
大岩監督の実績も称賛した山本委員長は、同時に「危機感もある」と続けた。
「森保監督が継続的に育ててきた東京五輪世代からの選手の伸びに対して、パリ五輪世代は鈴木彩艶選手や鈴木唯人選手らの世代はいる一方で、パリ五輪本大会に出場した選手が(A代表に)入って来ていない。しっかりと競争ができて、下からどんどん突き上げていけるような若い選手を育てていかなければいけないと感じている」
アンダーカテゴリーを兼任するメリットや、日本サッカー界が抱く危機感も相まって、次期日本代表監督候補に大岩監督の名が挙がったと見られる。しかし、A代表とU-21代表の監督をすぐには兼任できない日程的な問題がある。
現時点で対戦国は未定だが、A代表は9月24日(キューアンドエースタジアムみやぎ)と同28日(エディオンピースウイング広島)の国際親善試合、10月1日(横浜国際総合競技場)と同5日(MUFGスタジアム)の4連戦で新たなスタートを切る。場所も含めて未定ながら11月にも国際親善試合が予定されている。

