W杯悪夢ブラジル決勝ゴールはFIFA技術研究班が分析した今大会「トレンド戦術」だった…「ゴール前を重くしろ」ハーフTにアンチェロッティ監督が伝えた指示…読んでいた森保監督も「課題」
別のブラジルメディア「TERRA」は、「『落ち着け』と『エリアを重くすること』アンチェロッティが日本戦の逆転前にハーフタイムで選手たちに語ったこと」との見出しを取った記事で、日本に0-1とリードされた指揮官のハーフタイムの指示を明かした。
決勝点をアシストしたギマランイスが、こう明かしたという。
「ミスター(監督)は“ゴール前を重くしろ”と指示し、それでゴールが生まれた。前半の段階で、もう少し“ゴール前に人数をかける必要がある”と分かっていた。僕たちはコンパクトになりすぎていた。日本が後ろを固めていたため、ライン間でプレーするスペースがなく、侵入するのが難しかったんだ」
アンチェロッティ監督はゴール前の人数を増やし、そこへどんどんクロスを放り込んでいくことを指令した。
カゼミーロはこうも明かした。
「日本代表は非常に低いブロックで来ていた。我々はボールを保持し、回してはいたが、ゴールに近づけても遠い位置からしかいけなかった。ハーフタイム後、ミスターはいろいろ話したが、特に“冷静さを保て”と言っていた。落ち着きを保てたことで逆転できた」
後半11分にそのカゼミーロがクロスに見事なヘッドを合わせて同点に追いついた。
実はこれらのアンチェロッティ監督の指示を森保監督も読んでいた。
「アンチェロッティさんが、これまでやってきた戦術変更部分では選手に(後半から)いくつか変更があるかも、シンプルなクロスに変えてくると伝えていた。ボール保持者にアタックせずに引いてしまいすぎるとやられる。ボールを奪いにいこうと言っていた」
サイドからクロスをどんどん入れてくる戦術変更を読み、その供給者を潰しにいくことを指示していたのだ。
だが、後半11分にガブリエウ・マガリャンイスからカゼミーロに出されたクロスを止めることができなかった。
「相手がやろうとしたことに選手達は、ほとんどのところでは対応できていた。完璧だったかといえば、それができず失点しまったところがある。サッカーでは起こり得ること」
森保監督はそう振り返ったが、決勝点につながる田中碧のロスもしかり、強豪相手のゲームでは、たったひとつのミスが命取りになる。
それが日本が悔し涙と交換で得た貴重な教訓だった。

