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ポルトガルのC・ロナウドが史上初となるW杯5大会連続ゴールをPKえマークした。マンU解雇騒動などの雑音を封じ込めてチームの白星スタートに貢献(写真・ロイター/アフロ)
ポルトガルのC・ロナウドが史上初となるW杯5大会連続ゴールをPKえマークした。マンU解雇騒動などの雑音を封じ込めてチームの白星スタートに貢献(写真・ロイター/アフロ)

ポルトガルのC・ロナウドが史上初のW杯5大会連続ゴール…ガーナ監督は「審判からの特別な贈り物」とPK判定に抗議も「美しい瞬間。記録は大きな誇り」

 試合前の国歌斉唱のセレモニーでロナウドは大きな声で歌いながら泣いていた。今大会が5度目のW杯で37歳。ほぼ同世代となる35歳のメッシは、今大会が「最後のW杯になる」と公言しているが、ロナウドは、大会前に、「決めるのは自分だ。もっとプレーしたかったらプレーする」と発言している。ロナウドであれば、何があってもおかしくないが、4年後は41歳。特別な思いがあったのかもしれない。加えて今大会は「所属チームなし」という異例の状況で迎えた。
 大会前に英メディア「トークTV」で友人でもあるピアーズ・モーガン氏のインタビューに答えて、所属していたマンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハフ監督を「リスペクトしていない。僕もされていないから」と爆弾発言。さらに「クラブから裏切られたと感じた。まったく進化していない」などといったチーム批判を展開させて、大問題に発展。契約違反を問われ、22日に2度の在籍期間中に346試合に出場して145ゴールを挙げていたチームから契約解除を通達されていた。一部の報道によると、今季の年俸1700万ポンド(約29億2400万円)も支払われないという。このW杯は、次のクラブを探す意味でも、そしてなにより自らの舌禍が引き金となったとはいえ、ロナウドが傷つけられたプライドを取り返すためにも特別な大会だったのだろう。
 ロナウドは無得点に終わった前半も躍動していた。
 31分には幻のゴール。フェリックスが背中越しにエリア内に浮かしたボールに反応したロナウドが2人をブロックしながら右足でゴールに流しこんだ。だが、自身のファウルをとられて取り消しになった。
 海外メディアもロナウドの快挙を称えた。
 英BBCは「ロナウドが勝利を収めW杯5大会連続でネットを揺らす」との見出しを取り「ポルトガルがガーナにスリリングな勝利を収めて大会をスタートさせる中で、ロナウドがW杯史上初の5大会連続得点をマークした。ロナルドは、論議を呼ぶ、先週のテレビインタビューの発言によってマンチェスター・ユナイテッドから解雇されて以来のプレーだった。彼は暗い影を落として大会に臨んでいた」などと伝えた。

 

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